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診療内容

難聴・補聴器

「聞こえにくさ」を感じたらすぐに耳鼻咽喉科へ

聞こえにくい状態を「難聴」といいます。
難聴にはさまざまな原因がありますが、特に「突発性難聴」は発症後1週間以内に治療を開始することが大切です。難聴にも種類があり、早期に治療を開始しないと聴力が落ちたまま固定されてしまう場合もあります。聞こえがいつもと違うと気がついたら、1日でも早く耳鼻咽喉科を受診しましょう。

難聴は、聞こえにくい原因が耳のどの部位にあるかで、伝音性難聴、感音性難聴、混合性難聴の3つに分類されます。

センター北ひまわり耳鼻咽喉科 耳内部図
伝音性難聴

外耳や中耳が正常に機能しなくなり音が伝わりにくくなる難聴です。

多くの場合、原因を改善することで難聴は治ります。

伝音性難聴を引き起こす代表的な病気

  • 耳垢栓塞(耳垢が詰まっている)

  • 外耳炎

  • 外耳道真菌症

  • 急性中耳炎

  • 滲出性中耳炎   など

感音性難聴

内耳やそれより奥の中枢の神経系に障害がある場合に起こる難聴です。
感音性難聴は特定の音域が聞こえにくくなったり、聞き分けたりすることが難しくなります。

感音性難聴を引き起こす代表的な病気

  • 突発性難聴

  • 騒音性難聴

  • 加齢性難聴

  • 低音障害型感音難聴

  • メニエール病

  • 生まれつきの先天性難聴 など

混合性難聴

混合性難聴とは、伝音性難聴と感音性難聴の2つが合併した難聴です。

突発性難聴

突発性難聴

突発性難聴は名前の通り、突然、聞こえが悪くなる病気です。片方の耳だけに起こる場合が多いです。

聞こえにくさは人によって異なり、まったく聞こえなくなる人もいれば、高音だけが聞こえなくなる人もいます。

突発性難聴は発症から1週間以内に治療を行うことが大切です。治療開始が遅れると回復する可能性が低くなると言われていますので、聞こえに異常を感じた際にはなるべく早めに(1週間以内に)耳鼻咽喉科を受診しましょう。

主な症状

難聴は軽度で、それ以外の症状を強く感じる場合もあります。

突発性難聴は「内耳」に問題がある感音難聴の1つです。内耳は、体のバランスを保つ平衡器官の役割も担っているため、内耳に何らかの問題があると、めまいが起こりやすくなります。めまいの症状が強くても、聞こえの異常が伴っている場合は、まずは耳鼻咽喉科を受診しましょう。

 

難聴

耳なり

耳閉感(耳がふさがった、水が入った感じ)

音が響く感じ

聞こえ方が左右で違う

めまい

吐き気

など

治療

発症後、1週間以内に薬物療法(ステロイド治療)を開始します。

低音障害型感音難聴

低音障害型感音難聴とは、文字通り、低音を聞きとる能力が阻害される難聴です。
明確な原因は分かっていませんが、内耳の内リンパ水腫(内耳がむくんでしまう状態)が原因ではないかと考えられています。

主な症状

耳閉感(耳がふさがった、水が入った感じ)

低い音の耳鳴りがする

自分の声が響く など

治療

薬物療法を行います。

数日~数週で症状が改善することがほとんどですが、繰り返し発症することがあります。

メニエール病

ぐるぐる回るようなめまい、耳鳴り、難聴、耳のつまり(耳閉感)の4症状が同時に起こる「めまい発作」が特徴です。

メニエール病は、疲労、心身のストレス、睡眠不足などの状態の人に起こりやすい傾向にありますが、原因が特定されておらず、内耳の内リンパ水腫(内耳がむくんでしまう状態)が関係していると考えられています。

センター北ひまわり耳鼻咽喉科 メニエール病イメージ

加齢性難聴

加齢以外に特別な原因がない難聴を「加齢性難聴」といいます。

主な原因は、加齢によって、蝸牛の中にある有毛細胞がダメージを受け、その数が減少したり、聴毛が抜け落ちたりすることです。加齢性難聴は、音を電気信号に変える内耳の感覚細胞が年齢により減少していくために生じるといわれています。

治療可能な難聴の可能性もありますので、聞こえづらさを感じたら 「齢のせい」と決めつけずに、まずは耳鼻咽喉科医に診てもらうことが大切です。

センター北ひまわり耳鼻咽喉科 難聴イラスト
主な症状

聞こえにくい

耳鳴り

治療

一度失われてしまった内耳の感覚細胞を再び元に戻す方法はありません。

しかし、補聴器を使うことで、生活に必要な音を聞き取れるようにすることは可能です。

補聴器外来

補聴器外来

厚労省認定補聴器適合判定医・日本耳鼻咽喉科学会補聴器相談医として、個々の聴力の状態に合わせよりよい補聴器を選定し調整致します。

補聴器は貸し出しし、実際の生活でお試しいただき納得した上で購入していただけます。

センター北ひまわり耳鼻咽喉科 補聴器
補聴器外来の日程[予約制]

月曜日 9:00~11:00

金曜日 15:00~17:00

聞こえのチェック

1~2個:実生活でお困りのことがあれば、耳鼻咽喉科を受診しましょう。

3~4個:耳鼻咽喉科で相談してみましょう。

5個以上:早めに耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。

チェック項目

  1. 会話をしている時に聞き返す。

  2. 後ろから呼びかけられると、気づかないことがある。

  3. 聞き間違えが多い。

  4. 話し声が大きいと言われる。

  5. 見えないところからの車の接近に気づかない。

  6. 電子レンジなどの電子音が聞こえない。

  7. 耳鳴りがある。

補聴器相談の流れ

1. 耳鼻咽喉科医の診察

聴力検査を行い、難聴の診断を行います。

難聴にはさまざまな原因があるため、補聴器が有効かどうかを確認します。

補聴器が有効である場合は、当クリニックと提携している補聴器販売店をご紹介いたします。

その際に、紹介状をお渡しします。

 

2. 補聴器外来にて[補聴器販売店に相談]

補聴器を一人ひとりの聞こえ方や、使用する目的に合わせて調整(フィッティング)いたします。

フィッティング後、約2週間程で補聴器が納品されます。

 

3.経過観察・アフターケア

聞こえに変化が生じたら耳鼻咽喉科を受診しましょう。

補聴器購入後も補聴器販売店と連携し経過観察と適切な使い方の指導をします。

また、補聴器は定期的なアフターケアを受けることで安心して使い続けることができます。

センター北ひまわり耳鼻咽喉科 院長

お気軽にご相談ください!丁寧にご説明します。

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